宗教活動を理由とした離婚が成立した事案

依頼者の属性

30代男性

別居の有無

別居中

主な争点

離婚

弁護士の関与

交渉、調停

解決結果

調停離婚成立

解決までの期間

9か月

解決のポイント

・依頼者は、相手方が宗教に傾倒していたことを知り、辞めてほしいと伝えたが、内緒で続けていたことが判明し、子への影響を心配して相談に来られました。

・まずは、離婚協議を行いましたが、調停の場に移行しました。
調停では、譲歩できる点、譲歩できない点を明確にし、条件交渉を行いました。

・相手方は離婚を希望していませんでしたが、協議、調停を通して、粘り強く交渉しました。相手方に対しても、離婚をした場合と離婚をしない場合の相違をきちんと説明することで、離婚について前向きに検討していただけました。

複数の不貞相手にそれぞれ慰謝料を請求した事例

 

依頼者の属性

40代男性

別居の有無

同居中

主な争点

慰謝料

弁護士の関与

裁判外の交渉

公正証書作成

解決結果

慰謝料計70万円

解決までの期間

7か月

解決のポイント

・依頼者は、妻が不貞を繰り返したため、不貞相手2名それぞれから慰謝料を請求したいと考え相談に来られました。

・不貞相手2名に対して、慰謝料請求を行いました。
・相手方はそれぞれ弁護士に依頼したため、弁護士との交渉になりました。求償権の放棄などを考慮し、慰謝料額について合意しました。
・不貞相手1名については、既婚者であったため、依頼人夫婦、不貞相手夫婦の4者での合意となりました。

・慰謝料額は、不貞期間、離婚の有無等によって異なります。離婚をしない場合には、後の金銭のやり取りを防ぐために求償権を放棄させるのが望ましいです。
・双方が既婚者の場合の不貞行為は、依頼人の配偶者も慰謝料請求される立場となります。離婚しない場合には、4者での合意で一挙に解決するのが望ましいです。
・本件では、金額だけでなく、求償権の放棄や4者合意など、紛争の一回的解決の面で良い結果となりました。

音信不通の相手方と連絡を取ることができた事例

依頼者の属性

50代男性

別居の有無

別居中

主な争点

離婚

弁護士の関与

交渉、調停

解決結果

復縁

解決までの期間

3年4か月

解決のポイント

・依頼者は、別居した妻との復縁を望み、交渉や調停の申立をしましたが、合意に至らず取り下げておられました。その後、音信不通となりました。
このままでは、離婚もやむを得ないのかと思い、相談に来られました。

・夫婦関係調整(円満)調停を申立て、裁判所を通じて意思連絡を図りました。
また、相手方から婚姻費用分担調停が申し立てられた後は、収入の主張や音信不通期間の子に対する教育費などの事情を説明しました。
最終的には、一定の合意を行い、その後、連絡を取り合うことができるようになりました。

・相手方が音信不通であり、裁判所でも中々、意思を表明しないため、時間をかけて調停の場で話を聞きました。
法的な解決が困難な事案ではありましたが、調停における話し合いや事情の変更により、連絡のやり取りが可能になりました。
長期の別居の場合、離婚となる場合もありますが、粘り強く調停において協議をしたことで、将来のことも考え、やり取りを続けることができるようになりました。

妻の元不倫相手からの嫌がらせ…,賠償請求に踏み切り170万円を獲得した事例

依頼者の属性

40代男性(会社員)

別居の有無

同居中

主な争点

慰謝料

弁護士の関与

示談交渉、訴訟

解決結果

170万円

解決までの期間

10ヶ月

解決のポイント

妻の元不倫相手から,不倫の証拠を送られるなどの嫌がらせを受けたため,ご依頼いただきました。

まずは,任意交渉での解決を希望されたので,受任通知を送って交渉を行いましたが,相手方は支払を拒絶。

そこで,不貞行為及び嫌がらせを理由とする損害賠償請求訴訟を提起し,170万円を獲得する勝訴的和解となりました。

離婚できるんでしょうか?念願の離婚を,適正な条件で実現した事例

依頼者

40代男性

別居の有無

主な争点

慰謝料,財産分与

弁護士の関与

文書作成,調停

解決結果

慰謝料0円

解決までの期間

4ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,過去の不貞を理由に離婚が長年実現していませんでした。継続的に相談いただく中で,相手方の希望に沿った離婚条件をアドバイス・提示していましたが,相手方が主に財産分与について過大な条件に固執していました。

◯相談後
調停に移行し,財産分与は理論上ないことを丁寧に説明した結果,相手方も大筋で納得されました。
離婚条件としても,交渉段階で提示していた内容よりも有利な条件で離婚が成立しました。

◯弁護士からのコメント
離婚における財産分与については,相手方に対する不信もあり,過大な要求がある場合もあります。本件では,調停という場で丁寧に財産状況を説明することで解決の糸口となりました。

里帰り出産した妻が戻ってこない・・・。連絡が取れなくなった妻と協議離婚できた事例

依頼者の属性

30代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

養育費

弁護士の関与

裁判外の交渉

解決結果

協議離婚成立,養育費(月5万円→4万5000円)

解決までの期間

3か月

解決のポイント

依頼者夫婦は結婚して半年後に子どもが産まれ,妻が育児のため子どもを連れて実家(他県)に帰りました。当初,妻は一時的に帰省する約束でしたが,結局帰って来なくなり,直接連絡も取れなくなりました(妻の両親が出てくる)。依頼者のお気持ちとしては,帰って来ない以上離婚や親権はやむを得ないが,本人と連絡が取れない中途半端な状況が続くのは困る,というものでした。

弁護士が関与して妻に文書を送ったところ,妻本人から連絡があり,離婚して養育費月5万円を払ってほしいと言ってきました。依頼書の収入額も確認し,結果として親権,面接交渉,養育費(月4万5000円〔算定表どおり〕)を決め,無事協議離婚が成立しました。

協議離婚で養育費の請求を半額まで減額できた事例

依頼者の属性

20代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

養育費

弁護士の関与

裁判外の交渉

解決結果

協議離婚成立,
養育費(月6万円→月3万円)

解決までの期間

5か月

解決のポイント

依頼者の妻は育児のため長男(1歳)を連れて実家に帰りました。ところが,長男の病気もあって妻は精神的に不安定な状態になり,妻の両親が出てきて依頼者に一方的に離婚を求め,預金の半分と月6万円の養育費を請求してきました。依頼者のお気持ちとしては,長男の病気もあるので離婚と親権はやむを得ないが養育費は安くしてほしい,というものでした。

弁護士が関与し妻に文書を送ったところ,当初は妻の両親が出てきましたが,妻も他の弁護士に依頼することになり,代理人間の交渉で親権,面接交渉,養育費(月3万円)を決め,無事協議離婚が成立しました。

精神疾患の悪化で休職・・・。心配してくれていると思っていた妻に離婚を請求された事例

依頼者の属性

30代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

離婚財産分与慰謝料

弁護士の関与

離婚調停

解決結果

調停離婚成立,
解決金(380万円→75万円)

解決までの期間

4ヶ月

解決のポイント

依頼者は持病の精神疾患が悪化ししたため,休職し,実家に一人で帰って治療を続けていました。妻も当初は依頼者を心配していたようですが,ある時期から離婚を求めるようになり,更に離婚調停を起こして財産分与と慰謝料で380万円を請求してきました。

 

依頼者のお気持ちとして,当初は婚姻継続を希望されていましたが,妻の対応を見て次第に離婚はやむを得ないと考えるようになりました。弁護士が調停に関与した結果,解決金75万円を支払うことで調停離婚が成立しました。

相手方の過大請求に適切な反論をしたうえ,早期解決を実現した事例

依頼者の属性

30代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

離婚婚姻費用

弁護士の関与

交渉、調停

解決結果

260万円の支払い

解決までの期間

4ヶ月

解決のポイント

(相談前)
依頼者は,受任前より離婚交渉の継続相談をされていましたが,依頼者が離婚調停を提起したことがきっかけで,相手方が弁護士に依頼・過大請求がなされているたとして,正式にご依頼いただきました。

(相談後)
相手方の請求内容は婚姻費用約100万円(過去分含む),慰謝料300万円及び財産分与であり,法的観点から反論を行い,選任後2回の調停で離婚が成立しました。

(弁護士からのコメント)
本件相手方の請求は,謂われのない女性関係に関する慰謝料や30代依頼者へ高額の退職金分与を求めるなど法的に問題がある点が多いものでしたが,最終的には早期離婚を優先し,上記内容での成立となりました。

不倫相手が責任をとろうとしない…訴訟により和解金170万円の支払いを受けられた事例

依頼者

40代男性(会社員)

別居の有無

別居

主な争点

  慰謝料

弁護士の関与

交渉,訴訟

解決結果

170万円(和解金)

解決までの期間

1年6ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,妻の不貞発覚後,相手方が謝罪し交際をやめると誓約したことから,夫婦関係の修復を優先し,慰謝料請求はしませんでした。
しかし,相手方は再度の不貞を行い,依頼者からの連絡にも誠意のない返答を続ける状況でした。

◯相談後
相手方も代理人を選任し,交渉を行いましたが,それでもなお相手方は責任逃れを続けたため,訴訟を提起しました。
訴訟においては,依頼者から従前の経過について詳細な聞き取りを行い,賠償を求めました。その結果,相手方が和解金170万円の支払いをする内容で和解しました。

◯弁護士からのコメント
本件は不貞行為が明らかケースでしたが,このような場合でも相手方からの反論があるのが通常です。これまでの夫婦関係を綿密に主張立証することで,適正な賠償を実現する必要があります。