別居後,モラハラ夫と一度も顔を合わせないまま離婚合意に至った事例

依頼者の属性

30代女性(パート)

別居の有無

同居中

主な争点

  離婚養育費慰謝料

弁護士の関与

公正証書作成

解決結果

離婚,養育費(月5万円)

解決までの期間

3ヶ月

解決のポイント

(相談前)
依頼者は,二度目の結婚でした(夫は初婚)。
夫からのモラハラや精神的DV,連れ子の長男に対する虐待が原因で離婚を考えていましたが,なかなか行動に移せませんでした。
しかし,夫が長男にケガをさせたことを契機に行政の援助を受け,家を出る決意をしました。そして,相手方と接触することなく,離婚や養育費の請求を進めたいということで相談に来られました。

(相談後)
依頼を受けた弁護士は,夫と事務所で面談し,依頼者の気持ちや裁判にした場合の見通し等を伝えました。その結果,夫は離婚に応じることになり,慰謝料の代わりに算定表より多めの養育費を支払う内容で合意がまとまり,公正証書を作成しました。結局,依頼者は一度も夫と接触せずに済みました。

(弁護士からのコメント)
DVが絡む事案では,法的な手続だけでなく,依頼者やご家族が安心した生活を取り戻せるようケアが必要です。また,捜索願不受理届や住民票の閲覧制限(支援措置)など裁判所以外の手続も有効に活用すべきです。
最初のご相談の際,依頼者は衰弱して消え入りそうな感じで話されていましたが,今では別人のように元気になり,表情も明るくなりました。

離婚に応じないモラハラ夫!訴訟まで発展し解決金300万円を獲得した事例

依頼者の属性

50代女性

別居の有無

別居中

主な争点

離婚慰謝料

弁護士の関与

裁判外の交渉,保護命令,調停訴訟

解決結果

協議離婚成立,解決金(300万円)

解決までの期間

2年間

解決のポイント

依頼者の夫は,典型的なモラハラ夫でした。

 

依頼者は長年にわたり夫の無神経な態度や行動に耐えてきましたが,子ども達が独立したのをきっかけに意を決し別居しました。依頼者は置き手紙を残し,弁護士からも夫に連絡しました。ところが,夫は交渉に応じず,依頼者を職場から尾行し,遂には転居先に押しかけて暴力を振るったため,警察沙汰になりました。

 

弁護士はすぐに保護命令(接近禁止)を取り,離婚調停を起こしました。調停では依頼者の気持ちが完全に夫から離れていることや暴力に対する恐怖について粘り強く主張しましたが,結局,約1年を経て不成立になりました。

 

ただ,調停を経たことで別居生活も安定し,訴訟の準備も整いましたので,離婚訴訟を提起しました。訴訟を提起した後,訴訟外で交渉し,協議離婚と依頼者に対して解決金300万円を支払う等の内容で和解が成立しました。

 

別居から2年,ようやく無事解決となりました。

別居後にモラハラ夫と離婚できた事例

依頼者の属性

60代女性(パート)

別居の有無

別居中

主な争点

  離婚財産分与

弁護士の関与

調停

解決結果

280万円の支払い

解決までの期間

5ヶ月

解決のポイント

(相談前)
夫からのモラハラに悩み,夫の定年退職を待って離婚を申し出ました。しかし,夫が離婚に応じなかったため,別居することになりました。
別居中は,夫からの婚姻費用とパートの仕事で生計を立て,別居開始から約5年後に自分で離婚調停を申し立てましたが,夫は相変わらず離婚に応じず,調停も不成立になったため,弁護士に依頼しました。

(相談後)
別居期間等を考慮すれば裁判上の離婚事由があると考えましたが,経過を見て再度離婚調停を申し立てることにしました。 調停では,裁判上の離婚事由があることを強調し,夫も渋々離婚に同意しました。そして,自宅不動産の2分の1相当額を代償金として取得し,年金分割を0.5とする調停が成立しました。

(弁護士からのコメント)
離婚調停は本人でも手続可能ですが,適切に対応しないと相手方主導で進んでしまうことがあります。
本件では,弁護士が法的論点に議論を絞って調停を進めたため,裁判所も相手方を説得する雰囲気となり,比較的早期に調停を成立させることができました。

相手方が婚姻関係の破綻を認めない。証拠に基づく主張が認められ判決離婚できた事例

依頼者

40代女性(会社員)

別居の有無

主な争点

  離婚,年金分割

弁護士の関与

訴訟

解決結果

離婚判決確定,養育費月4万5000円,年金分割

解決までの期間

1年2ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,相手方からの精神的虐待や経済的不安があることから約6年別居をしていました。

離婚を決意した依頼者は,話合いや調停の申立てをご自身で行いましたが,いずれも相手方に応じてもらえませんでした。

調停不成立となったため,離婚訴訟の具体的な進め方を相談しに来られました。

◯相談後

弁護士が,依頼者の代理人として離婚訴訟を提起しました。

相手方は,離れて暮らしていた時期は途中まで単身赴任であり,別居中も家族間の交流は良好で,経済的な援助もしており,婚姻関係は破綻していないため離婚に応じないと主張しました。

これに対し,弁護士は,カード明細の利用状況や診断書を証拠として提出し,依頼者の経済的及び精神的負担があることを主張したところ,離婚,養育費及び年金分割を定める判決が出ました。

◯弁護士からのコメント
本件では,婚姻関係の破綻の有無,具体的には別居時期が最大の争点でしたが,動かしがたい事実(住民票の異動等)を軸に主張した当方のストーリーが認められ,破綻が認められました。離婚自体が争点になる場合は,訴訟で決着を付けざるを得ない場合が多いように感じます。

自分で交渉を進めたい。離婚サポート契約で,依頼者自身で調停成立させた事例

依頼者の属性

20代女性(会社員)

別居の有無

別居

主な争点

  慰謝料,養育費

弁護士の関与

離婚サポート

解決結果

離婚調停成立(ご自身による手続)

解決までの期間

7ヶ月

解決のポイント

◯相談前

夫の不倫が原因で離婚協議をされていました。双方,離婚と親権は合意できたものの,慰謝料,財産分与,養育費の点で合意ができず,弁護士に相談されました。

◯相談後

ご自身で交渉を進めたいとのご意向でしたので,相談後「りこん安心サポート」に加入されました。その後,協議が難しかったため,ご自身で調停を申し立てました(申立書の記載内容は弁護士がアドバイスしました)。

期日の間にメールや電話で弁護士のアドバイスを受けながら,ご自身で調停を進め,無事成立しました。

◯弁護士からのコメント

ご自身で手続を進めたい方,離婚原因がなく別居中で時々アドバイスを受けたい方,忙しくて継続相談が難しい方などは,当事務所の「りこん安心サポート」がお勧めです。

婚約破棄の慰謝料は?中絶などの慰謝料も併せて請求した事例

依頼者

20代女性

別居の有無

主な争点

慰謝料,貸金回収

弁護士の関与

交渉,訴訟

解決結果

解決金112万円

解決までの期間

8ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,結婚を前提に同棲していましたが,妊娠後に中絶を求められ,また婚姻の予約も不当に破棄されたため相談に来られました。

◯相談後
相手方に対して,慰謝料等を請求しましたが,相手方はこれを拒絶したため,訴訟提起しました。
その結果,慰謝料及び貸金等を含め,金112万円で和解が成立しました。

◯弁護士からのコメント
婚姻予約の破棄の慰謝料は,相手方が認めないケースが多くあります。
本件では,交渉で慰謝料の支払いを認めなかったため,訴訟提起し,訴訟の中で,裁判官に慰謝料の発生を認めてもらうことができました。