別居後にモラハラ夫と離婚できた事例

依頼者の属性

60代女性(パート)

別居の有無

別居中

主な争点

  離婚財産分与

弁護士の関与

調停

解決結果

280万円の支払い

解決までの期間

5ヶ月

解決のポイント

(相談前)
夫からのモラハラに悩み,夫の定年退職を待って離婚を申し出ました。しかし,夫が離婚に応じなかったため,別居することになりました。
別居中は,夫からの婚姻費用とパートの仕事で生計を立て,別居開始から約5年後に自分で離婚調停を申し立てましたが,夫は相変わらず離婚に応じず,調停も不成立になったため,弁護士に依頼しました。

(相談後)
別居期間等を考慮すれば裁判上の離婚事由があると考えましたが,経過を見て再度離婚調停を申し立てることにしました。 調停では,裁判上の離婚事由があることを強調し,夫も渋々離婚に同意しました。そして,自宅不動産の2分の1相当額を代償金として取得し,年金分割を0.5とする調停が成立しました。

(弁護士からのコメント)
離婚調停は本人でも手続可能ですが,適切に対応しないと相手方主導で進んでしまうことがあります。
本件では,弁護士が法的論点に議論を絞って調停を進めたため,裁判所も相手方を説得する雰囲気となり,比較的早期に調停を成立させることができました。